腹八部で医者いらず、 腹六部で老いを忘れ、 腹四分で神に近づく

私は、ここんとこ毎朝、夜明け前の4時に起きて軽くジョギングをしている。
5kmほどしか走らないがそれでも汗びっしょりになる。
今朝の気温は26℃。
蒸し暑い。
体が暑さに慣れてきたせいか、26℃でもジョギング後は爽快だ

今は5時頃、朝日が昇る。
朝日を浴びると全身に力がみなぎる。
ひと汗かいた後シャワーを浴び、すっきりした気分で一日の仕事を迎える。
私の生活はなんという健康的な生活なのだろう。
ひと昔まえの私では考えられない変わりようだ。
今ではうちのカミさんと「おまえ百まで、わしゃ九十九まで」と言い交わしているほどだ。
健康ということは本当にありがたいことだ。

以前の私は自分は短命だと決めてかかっていたから、健康診断など一度も経験したことがない。
「いったい、いつまで生きれば気がすむのだ!そんなに死ぬのが怖いか!」と 健康を気遣う人をバカにしていた。
だから血圧がどうの、糖尿がどうの、と健康談義には聞く耳を持たなかった。
以前の私はヘビースモーカーで運動も一切せず、食事にも気を遣うことがなかった。

ところが私は7年前、断食を経験して人生が変わった。
それから健康オタクになった。

断食をして良かったと思うのはどういうことですかとよく聞かれる。
その効果の第一は「人間は食べなくても生きていける」と分かったことだ。

効果の第二は少食という生活習慣が身に付いたことだ。
これは断食道場で経験したからこそ分かったことだ。
断食の効果は一時のことだけではない。
断食は本断食より回復食の期間の方が大事だ。
断食後、ドカ食いしては元も子もない。
断食をして元気いっぱいになっているのに回復食はほんの少ししか食べさせてもらえない。
これによって感謝して食べることと、少食という生活習慣が身に付いた。
これが大きいのだ。

それ以来、私は朝食抜きの生活を7年間続けて現在に至っている。
「朝食だけは食べなさい」と注意してくれる人もいるが、朝は食べない方が爽快だ。
朝は目ヤニは出るし、口は臭いし、小便は黄色い。
ウンコも出る。
これは朝は体が排泄モードになっている証拠だ。
朝は排泄に集中することだ。
出すものを出して後、体が消化吸収モードになるのを待ってから食べるのだ。
最近では昼食を抜いても平気なので一日一食という日も珍しくない。
夕食は酒も飲むし、食材も一切制限しない。
しかし、胃袋が小さくなっているせいかたくさんは食べられない。
腹四分で神に近づくというが、ひょっとしたら本当に仙人になれるかも知れない、などと思っている今日この頃なのだ。
若い頃は解糖系エネルギーが優位だからたくさん食うのもよいが、年を取るとミトコンドリア系エネルギー優位に変わるらしい。
ミトコンドリア系エネルギー効率は解糖系エネルギー効率の約20倍なので年を食ったら食べなくてもよいようにできているのだ。

年金をもらうようになったら「一日一食」でよい。
日本の国家財政を考えたら今後、間違いなく年金はカットされる。
そのときに備えて、今から「一日一食」の生活習慣に改めれば怖いものなしだ。
そうすれば医者いらずで老いも忘れ、神に近づくことができる。
あなたも私も仙人だ。
医療費も軽減できるし、死亡消費税などという馬鹿げた増税をしなくても国家財政は破綻を免れる。