このままでは終われません

昨日(12月7日)伊勢マラソン(ハーフ)を走った。
今年2月に走った東京マラソン以来、久しぶり今年二回目のマラソンだ。
東京マラソンでは4回申し込んで3回も抽選で当たるという幸運に恵まれた。
それで運を使い果たしたせいか、今年は申し込んだマラソン大会はことごとく抽選で落選し、先着順の大会にも弾き飛ばされ、「マラソン難民」状態だった。
ただし私の息子が東京マラソンの抽選に当選した。
うちの息子は毎日パソコンの前に座って仕事をしている。
まったく運動をしない日々を暮らしているので気になっていたが、走る気になってくれた。
東京で暮らしているがちゃんと練習をしているのだろうか。

私の方は大会で走る予定がなかったので、走るモチベーションが保てなかった。
だから今年はトレーニングはあまりやっていない。
暑いと言ってはサボり、寒いと言ってはサボる状態が続いた。
ただ、今年の1月から車に乗ることをやめて、電車やバス、徒歩での移動を心がけたので、脚力はそれほど落ちていないと思っていた。
が、しかし、走るのと歩くのとでは大違い。
昨日はマラソン後半で、ガクッと足が動かなくなってしまった。
70歳代かと思えるヨボヨボの爺さんに追い抜かれた。
その爺さんの走りは猫背でしかも体が傾いて、今にも倒れそうな感じでヨタヨタと走っているのだ。
俺の走りはあの爺さんの走りより遅いのかと情けなくなってしまった。
どうしたらあんな歳であんなおかしな格好で走っていいタイムが出せるのだろう。若いとき相当鳴らした人なのだろうか。

制限時間内に完走できれば充分。
走る幸せを感じながら気楽に走ろうと参加したの
だがヨボヨボの爺さんに追い越され、遠く離されてしまい、追いつけなかった悔しさで、闘争心に火がついた。
う~む、このままでは終われん。
またトレーニングを再開しよう。
「これからますます寒くなるし、やだなぁ」というのが本音なのだが、とにかく、このままでは終われんのだ。
生きているうちは走ろう。

こんな調子でいったら、いつまで走ることになるのだろう。
2、3年前、100歳でフルマラソンを完走した人がいるというニュースが流れた。
私が何より驚いたのは、この人は89歳からマラソンを走り始めたというインド系英国人、ファウジャ・シンさんだ。
世の中にはすごい人がいるものだ。
シンさんのスタミナ源はショウガ入りのカレーらしい。
私もシンさんにあやかってショウガ入りのカレーを食って頑張ろうかしら、と思っているところなのだ。
なんせピンピンコロリは私の願望でもあるからだ。