ケガから立ち直って、もう一度、フルマラソンに挑戦してこましたろと10月の「大阪マラソン」、11月の「神戸マラソン」に参加申込みをしていたのだが、どちらもあっけなく落選した。
それならしゃあない、ちゅうことで「つくばマラソン」に申し込もうと思った。ところが、もう既に定員に達しており、申し込み締め切りとなっていた(とほほほ)。
いったい、どないなっとんねん。
まだまだ先の大会なのに……。
抽選ではなかなか当たらないし、先着順では出遅れてしまうし、マラソン大会に出場するのもひと苦労だ。
このように走りたくても大会に出られない人たちのことを“マラソン難民”と言うらしい。
大会に出ることで走ることのモチベーションが維持できる。
大会で競争しようとか、いいタイムで走ろうという気持ちはないが、一人でトレーニングしているよりはワクワクする。
それに沿道の人たちの応援を受けながら走る気分は最高だ。
市民ランナーの星、川内君があちらこちらの大会に出まくっている気持ちがよく分かる。
健康のために走っているのですか、とよく聞かれる。
健康のためならフルマラソンは逆効果だ。
健康のために42kmも走る必要はない。
私は税務署と戦う体力と根性を磨こうと思って走り出したのだ。
走り始めた頃は50mほど走っただけで、息が上がり、足がもつれ、体力の衰えに愕然とした。
これでは税務署に勝てんわ。
まずは体力で勝たねばあかんのだ。
ちゅうわけで、そこから徐々にトレーニングを積んで、フルマラソンが完走できるまでに肉体改造できた。
この自信は大きい。
コツコツ地道にやれば誰でもできる。
「継続は力だ」と身をもって実感するに至った。
こうなったら死ぬまで走ってこましたろ。
フルマラソンを完走できる体力を維持したまま、元気に死んでこましたろ。
税務署と戦うことなどどうでもよくなった。
税務署と戦うのに体力も根性も必要ない、必要なのは気合いだということが分かったからだ。
てなわけで「元気に死にたい」という目標ではいまひとつ具体的な走るイメージが湧かず、モチベーションが上がらない。
だから、最近ではトレーニングもゆるゆるになってしまった。
それにクソ暑くなってきたしなぁ。
走っていて気分が良くなったところでやめる。
また明日も走りたいなぁ、というところでやめる。
そして帰ったらビールをぐびぐび飲みたいなぁと思ったところでやめる。
それが続けるコツだ。
バカボンの親父じゃないが、「それでよいのだ」。
人生に目標は必要ない。
今のところ何のために走るかをあえて言えば「快眠・快便・快食」のために走っているというところか。
ん?と言うことは、これはまさしく健康のために走っている、ちゅうことだわな。人間、何はなくとも健康が一番!