iPad mini

iPad miniを買ってしまった。
アップルストアの店頭で手にしたら、あまりの軽さについ衝動買いしてしまった。これなら鞄に入れても重さを気にすることはない。
それにiPhone5でテザリングができるので、ihone5とiPad miniさえ持って出かければどこでもwifi環境で仕事ができる。
それに片手で持てる利便性は使ってみるとよく分かる。
これなら電車の中で電子書籍リーダーとしても使える。

icloudと同期すると、買ってすぐに今までのiPadやiphoneと同じ環境で使うことが出来る。
あっけないくらい簡単だ。
便利になり過ぎだ。

30年前、私が独立開業した頃は「儲かったら、いつかはコンピュータを使って仕事をしたいものだ」と思っていた。
コンピュータはまだ高嶺の花で、とても買うことは出来ないと諦めていたことを思い出す。

電卓や法令集・税務参考書などで鞄の中はいっぱいに膨れ上がり、重い鞄をヒィヒィ言いながら持ち運んで、お客さんの所へ通ったものだ。
だからキャンピングカーを改造して移動事務所を作ろうと吹上ホールにキャンピングカーの展示会に行ったことを思い出す。
それが今ではポケットの中にiPhoneと小さな鞄の中にiPad miniを入れておけば、それが即モバイル事務所だ。

試算表から決算書・申告書まですべて手書きでやっていた頃に戻りたくはないが、それでも手書きで苦労しながら決算書や申告書を書いたり、法令集をめくりながら税法の確認をしたりしていたときの方が頭や体に実力が染み込んでいたような気がする。
私の先輩たちはソロバンで計算していたのだ。
時代は変わった。
こういうのを「隔世の感」というのだろうな。

そのわりには納税者が税務署を怖がって尻込みする「お上意識」は以前とちっとも変わらない。