考えるところがあり、この正月をきっかけに今年から心機一転、10年間続けた週休三日をやめて、土・日・祝日休みの世間並みの普通の勤務体制にすることにしました。
来年から相続税の基礎控除が引下げられます。
相続税の申告件数も多くなり、忙しくなりそうなので、それに対応するための準備でもあります。
それより何より、今年は政治や経済状況が予断を許さない深刻な状況になると思ったからです。
のんきに週休三日などやっている場合ではないと思ったのです。
断食やマラソンのおかげで体調はすこぶる快調なので、健康で元気に働けるうちは頑張ろうという気分になりました。
私の同世代の者たちは定年退職となって、自宅で引きこもり状態の仲間もいます。
それを考えれば死ぬまで働ける仕事についていることが如何に幸せなことかと感謝しています。
ですから元気なうちは、働いて世間のお役に立たんとあかんやろ、という殊勝な気分になったのです。
今まで、皆さんが働いている金曜日でも電話が繋がらないなど、ご迷惑をおかけしていましたが、今後は金曜日でも対応できることになりますので、よろしくお願いします。
今まで何度も書いてきたとおり、私の血筋は皆、短命で、私も40歳代で死ぬと思い込んでいたので、自分が年寄りになるなど想像もしていませんでした。
運がよくても60歳までにはくたばるだろう、と思っていたのです。
しかし、ここまで生きてきて、いまだにどこといって悪いところもなく、俺はいったいいつまで生きるのだろうと不安にさえなる今日この頃。
長生きのリスクはカミさんに先立たれることです。
これこそが最大のリスクです。
これだけは絶対にご免こうむりたい。
「俺より一日でも長く生きてくれ」ということが切実な願いです。
長生きもいい加減にせんといけません。
私にはもともと「野垂れ死に」願望があって、死んだらそれでおしまい。
後は野となれ山となれ。
という考えの持ち主だったのです。
ですから今まで、遺言書を書く人の心情というものを理解できませんでした。
しかし、私は今年初めて自分が死んだ後のことを気にするようになりました。
自分が死んだ後のカミさんのこと、子供たちのこと、事務所の職員さんのこと。
お客様のこと等々、考える良い機会となりました。
めでたくもあり、めでたくもなし。