私は今年の1月からマイカーに乗るのをやめた。
どこに行くにも電車とバスを乗り継ぐか、歩くことにしている。
名古屋市の「敬老パス」を利用するようになって公共交通機関で移動するのが面白くなったのがきっかけだ(最近、私は生まれて初めて名鉄バスに乗った)。
それにしても昼間の電車やバスの中はガラガラでとても新鮮だ。
書斎がわりに使える。
名古屋市の地下鉄・市バスはタダで乗り放題。
名鉄やJRはカードタッチ(私の場合はmanaca)で改札口を通るので、小銭もいらないし、いちいち乗車料金を確認しなくてよい。
どこへ行くにもスマホさえあれば乗換駅や経路、到着時刻などが分かる。
事前準備に時間がかからない。
煩わしさがなくなったので電車やバスの乗り継ぎが苦にならなくなった。
スマホとmanaca カードと敬老パスを持って事務所を飛び出すのだ。
荷物も手提げカバンをやめてバックパックにした。
両手が空いて快適だ。
これなら二宮金次郎みたいに本を読みながらでも移動できる(あはははは)
名古屋は公共交通機関が発達していないから、車を持っていなければ仕事にならな
いと思い込んでいたが、そうでもない。
車がなくても十分やっていける。
どうしても車が必要なときのために「カリテコ」というカーシェアリングの会
員となったが、まだ一度も使ったことがない。
考えてみれば車など必要ないということだ。
たまに交通の便の悪いところに行くとバスの待ち時間が1時間なんてこともあるが、それはそれで文庫本を読む時間に充てればよし、歩いてもよし。
私は1時間や2時間歩くのは平気だ。
マラソンのトレーニングのつもりで歩くので苦にならない。
今まで何気なく車で通り過ぎていた町が歩いてみると新発見がある。
思いのほか寂れた町が多いのが気になるが……。
公共交通機関で移動することが苦にならなくなったのもスマホアプリとカードが相
互利用できるようになったデジタル化のおかげだ。
デジタルはアナログの時間を作り出す。
人間、脳がデジタルだと病気になる。
できる限りアナログの時間を持たなければならない。
それには電車とバスを乗り継ぎ、歩くことが一番だ。
こうして移動していると頭がすっきりしてくるから不思議だ。
車に乗っている奴がバカに見える。
これからの大増税時代は格差貧困社会という1%の金持ちと99%の貧乏
人を生み出す。
あなたが1%の金持ちに入れると思っているなら大間違いだ。
誰も彼もが貧乏人になるのだ。
覚悟しておいた方がよい。
その時は健康だけが財産だ。
明日からの消費税率アップは弱者を直撃する。
半年もしないうちに不景気が世の中を覆うことになる。
来年10月に10%に税率を引き上げる予定なので、マスコミ(特に日経)は「消費増税の影響は軽微」などと書き立てて捏造報道を繰り返すだろうが騙されてはいけない。
日経を読むとバカになる。
インチキ・アベノミクスから身を守るには、節約しかないのだ。
節約のまず第一歩は金食い虫の車を手放すことだ。
節約を楽しんで健康になる。
これが不況を乗り切る切り札、ロハスだ。