(Q)私は子供のためにできる限り財産を残してやろうと思っています。
花村さんの考えでは財産など残してやることはない、とのことですが、税理士さんでありながら、そんな考えで仕事になるのですか?
(A)相続で財産を引き継ぐ今の世代の人たちは、それほど欲がありません。
たくさんの財産を残してもその子供たちは喜んではいません。
日々平穏に暮らしていければそれでよいのです。
それより、子どもへの孝行を考えてやるなら、長患いせず、コロッと死んであげることです。
そのためには「健康」です。
まさしくピンピンコロリを心がけることです。
ですから、税務相談に来られた方と話をするとき、断食やマラソンの話に花が咲きます。
健康の話は税金の話より喜んでいただけます。
貧乏人も金持ちも「健康」が永遠のテーマです。
税金や財産のことを考えると健康を害します。
だから税金のことなど考える必要なし、財産など残す必要なし、と話すと喜んでもらえるのです。
これで充分、仕事になっています。